スケッチ
・展示を見た帰りにスイセンの球根を3つ買う。水耕栽培できるものらしいので、空いているコップを探して並べて水を薄くはる。春が待ち遠しい。
・午後から雪がちらつきはじめた。
鴨川沿いを自転車で走っていたら、中学生くらいの子がひとりおもむろに地面に寝そべって雪を見はじめた。真似をして顔を上に向けると、雪は空から降ってくるということがありありと感じられる。『スティル・ライフ』の雪のシーンを思い出す。
”雪が降るのではない。雪片に満たされた宇宙を、ぼくを乗せたこの世界の方が上へ上へと昇っているのだ。”
(『スティル・ライフ』 池澤夏樹 著 中公文庫)


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