Diary
近所でのいくつかのとりとめのない風景
・碁石(白)が道に2つ落ちていた。他にも落ちてないか探したけどその2つだけだった。京都が碁盤の目の街だからだろうか。天から巨大な手が京都で囲碁をしている様子が頭に浮かぶ。
・忘れ物を取りに戻った人を待って道端でぼんやり立っていたら小学生くらいの女の子に「こんにちは」と話かけられた。こんにちは、と返すと「〇〇(スーパーの名前)はどこですか」と聞かれる。道順を教えたがよくわからないようだったので道案内をする。スーパーで友達と待ち合わせをしているらしい。近所に住んでないの?と聞くと「池の方から来た」という。池? スーパーに着くとお礼を言って入って行った。友達に会えただろうか。
・近所には公園がいくつかある。そのうちの最も近いものは、古い遊具がおざなりに点在しているだけで正直に言っていまいち冴えない公園だ。その公園の最も美しい季節は秋だと思う。カエデや桜やイチョウが一斉に色づいて日々色を変えていく。普段は人もまばらな公園だが、足を止めて写真を撮る人もよく見かける。先日は二本のイチョウのように、女の子二人が並んで落ち葉の絨毯に座り、イチョウを眺めていた。

